不妊治療

赤ちゃんが欲しくても
できない方へ

結婚してしばらく経ってもなかなか赤ちゃんができない…と悩んではいませんか?

親や友人、果ては近所の人たちからも「まだできないの?」と心にグサッとくる一言。
でも「なぜできないの?」と一番悩んでいるのはきっとあなた自身ではないでしょうか。

避妊期間などを除き、通常の性生活を 2 年以上営んでいても妊娠しない場合を不妊症といいます。
原因は女性ばかりではありません。最近では約半数は男性に原因があることがわかっています。
不妊症には、ご主人の全面的な協力が不可欠です。

ケース1夫婦間に大きな欠陥が
ないのに妊娠しない場合

  • 性交可能なチャンスそのものが少ない
    ・単身赴任、長期出張など夫婦の生活リズムの相違、遠洋漁業など
  • 一般的な排卵障害、排卵の時期のずれや造精能の低下
    ・仕事のストレス、まわりのストレスなど
  • 義務になりがち、セックスする雰囲気にならない など

これらは原因を取り除き普通に性生活を営むことで妊娠が可能な場合がほとんどです。

ケース2少し治療すれば
妊娠できる場合

  • しょっちゅう排卵や月経の時期がずれる
  • 出産してないのにおっぱいが出る
  • 高湿期の持続が短い
  • 頚管粘液の量が少ない
  • 精液の量、精子の数がやや少なかったり運動量が低い

これらは、排卵誘発剤などの薬剤や性交のタイミングを調整するなど、適切な治療を行うことで治療できます。

ケース3かなり専門的な治療を
しないと妊娠できない場合

  • 通常の薬剤では反応しにくい排卵障害
  • 下垂体などのホルモンの中枢に問題がある
  • 骨盤内の癒着や両方の卵管が狭くなったり閉じたりしているなどの原因で、卵子と精子が出会うことができない
  • 精子の数があまりにも少なかったり運動量が極端に低い

これらは、手術や高度不妊治療のできる施設の整った不妊専門の産婦人科医院での治療が必要になってきます。

ケース4現代医学でも
どうにもならない場合

  • 性腺発育不全などにより精子や卵子がない
  • 手術で両側の卵巣・精巣を摘出してしまった
  • 放射線や抗がん剤などにより卵巣・精巣の機能が廃絶してしまった

これらの場合を「絶対的不妊」といい、残念ながら妊娠は無理です。

絶対的不妊を除くカップルのほとんどは、5年以内に妊娠しています!

まず、必要な検査をしてみましょう

最低限必要な検査は、「精液検査」「基礎体温測定」「子宮卵管造影」「ヒューナーテスト」です。

精液検査
3日禁欲後、朝に射精した精液を専用容器に入れて、なるべく人肌にあたためてお持ちください。
採取した時間をメモしておいてください。
一定時間静置後、速やかに検査を行います。
※精液検査の結果はそのときの体の状態などで大きく変化しますので、一度だけでなく何回か受検されることをおすすめします。
基礎体温測定
婦人体温計と筆記用具、基礎体温表を用意します。
枕元に一式置いておき、朝目覚めたときにふとんから起き上がる前に体温計を口にくわえて5分間測ってください。
時間は厳密に決める必要はありません。歯磨きのように毎日の習慣にしましょう。
子宮卵管造影
月経開始日より10日以内かつ月経がほぼ終了した頃に、膣から造影剤を子宮内へ流し込みながら数枚のレントゲン写真を撮ります。
子宮から両側の卵管を経て腹腔内へ造影剤が流れ込むこと、子宮の内部に異常がないこと、一定時間後に造影剤が腹腔内に広く拡散することを確認します。
ヒューナーテスト
精子と頚管粘液の相性をみます。
3日禁欲後、排卵日朝に性交してもらい、そのまま来院してください。
子宮頚管粘液と膣の奥から分泌物を採取して、顕微鏡で観察します。
400倍で1視野あたり精子5以上あれば正常です。

これらの検査で問題がなければ、さっそく治療に入ります。
もし何らかの異常が考えられる場合には、必要に応じてさらに種々の検査を行います。

不妊症の治療のほとんどは、
健康保険が使えません
不妊症の原因は様々です。いろいろ調べるとどうしても費用がかさんでしまいます。
その上、人工授精、体外受精、顕微授精など最新の治療法には残念ながら健康保険が使えません。
効果があるとわかっている薬でも、適応がないために自分で購入してもらったりする場合もでてきます。
当然、治療期間が長くなればなるほど、経済的な負担もかさんできます。
女性にとっての妊娠には
旬があります
女性が赤ちゃんを産める期間(生殖可能年齢)は限られています。
 
ホルモン剤を使ったりしての超高齢出産も新聞を賑わせた事がありますが、
赤ちゃんを産めば当然育児はそれから10年以上も続くのです。
高齢になってからの育児は、体力の限界もありあまりおすすめできません。
 
お医者さんによっては、ホルモン剤で卵巣が腫れているときに「今回の周期は自然に様子をみてみましょう」と言われることがあります。
でも、もしかしたら、その周期が最後のチャンスかもしれません。
当院では一人一人に
少しでもよい方法を考えます
私どもは、いちばん妊娠しやすい時期に、一周期一周期を大切にしながら、
なるべく早く妊娠にたどり着き、楽しく育児をすすめることができるのが何よりと考えます。
 
当院では、人工受精はもちろん、体外受精・胚移植を中心とした高度不妊治療をお引き受けできます。
諸検査および治療は外来通院で行うことが出来ます。(腹腔鏡検査およびGIFTを除きます。)
 
まずは基礎体温をつけてみて、自分のリズムを確認してみましょう。それだけで解決する問題もあります。
 
とにかく一人で悩まずに、ぜひご相談ください。
何も考えないことも
ひとつの方法です
いろいろ述べてきましたが、実は「プレッシャーをかけない」ことが最も大切です。
 
早く妊娠することだけを目的にセックスを行うことは、かえってストレスがかかって妊娠しづらくなる場合もあり、また義務的になりがちです。
 
親や友人が何と言おうと「そのうち出来るさ」と思うぐらいの心構えや、
ときには神様にお願いしてみるのも、案外効果があるかもしれません。

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